筆者は先週、あるCIOの集まりに参加し、クラウド・コンピューティングの導入に際して、IT部門はどう変化するべきかという内容のディスカッションを行ってきた。その会合でCIOの1人が、私の言うクラウドの定義とは何なのかと尋ねてきた。
そこで私はいつも答えているように、「クラウドとは、標準化と仮想化、自動化、そしてセルフ・プロビジョニングという4つの特徴を有するもの」と説明したが、それに対する彼の感想はこうだった。
「なるほど、ならば我々のIT環境はまさにクラウドだね。あなたの言う特徴をすべて備えているから」
このCIOによれば、彼の会社ではすでにプライベート・クラウドのインフラを導入し、それを通じてIaaSのサービスを社内のIT部門に提供しているという。そして、彼はそのことにかなり満足しているようだった。 しかし筆者には、彼のIT部門が旧態依然としたサイロ構造を成し、サイロ間の壁を取り除くのに苦労している様子がはっきりと見て取れたのだ。
ビジネスユーザーが嫌うITインフラ